INTRO 正しく薬を選びましょう!
さまざまな薬が溢れ、自分の症状に合った薬選びに迷ってしまう現代。実際の患者さんからの相談、質問を基に、薬選びで間違えやすい例、勘違いされている例、注意点を具体的に紹介し、それぞれの症状に合った正しい、効果のある薬の選び方をご案内しています。

妊娠中に注意する薬

「妊娠」又は「妊娠していると思われる」方に気をつけてほしい成分を紹介します。

・妊娠又は妊娠していると思われる人は避けたい成分

1、かぜ薬、鎮痛剤などに含まれる成分     
アスピリン、アスピリンアルミニウムなど

・妊娠又は妊娠していると思われる人で、医師・薬剤師に相談したい成分

1、風邪薬、鎮痛剤に含まれる成分、
アスピリン、アスピリンアルミニウム、イソフロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、サリチルアミド、イブプロフェン、ブロムワレニル尿素など

2、風邪薬、咳止めに含まれる成分
コデインなど

3、胃腸薬に含まれる成分
ウルソデオキシコール酸

4、便秘薬に含まれる成分
ビサコジル、ピコスルファートナトリウム、サントラノール、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、センナ、センノシド、ダイオウ、アロエ、ジュウヤク、浣腸薬

5、肩凝り、腰痛、筋肉痛の塗り薬、シップ薬に含まれる成分
インドメタシン、フェルビナク、ピロキシカム、ケトプロフェン

さあ、いま服用中の薬があったら、チェック!
こちらも、まだ、まだ・・・まだあります。

あなたの「つらい症状」を、ラクにしてくれる頼もしい薬ですが、注意する事は注意し、守る事は守ってうまく付き合って下さい。
薬はあなたの体にとって敵では無く、見方、あなたの望みを叶えてくれる友達です。

不安を感じて薬を服むのではなく、不安は医師、薬剤師に尋ね、安心して服用して下さい。
タグ:妊娠中

授乳中に注意する薬

妊娠、授乳中は、やはり気になる薬の服用。
そこで、まず授乳中の服用時に注意したい薬(成分)を紹介します。

・授乳中に服用を避ける成分

1、便秘薬に多く含まれる成分
センノシド、センナ、ダイオウ、カサントラノール

2、胃腸薬、下痢止め、痔の軟膏、座薬に含まれる成分
ロートエキス    

3、風邪薬、アレルギー薬(鼻炎、皮膚炎薬、睡眠改善薬)などに含まれる成分
ジフェンヒドラミン

・医師・薬剤師に相談したい成分

1、風邪薬、咳止めに多く含まれる成分
リン酸ジヒドロコデイン、リン酸コデイン、塩酸メチルエフェドリンなど

2、下痢止めの成分
塩酸ロペラミド

まず、いま服用中の薬があったら、即効チェック!
注意したい薬や成分は、「まだ」「まだ」・・・「まだ」ありますが、紹介しきれません。

その中で、服用の機会が多い薬・成分を紹介しました。
購入時は、外箱の注意書きをよく読み、心配事は、すべて薬剤師さんに相談・確認し、ママにも、赤ちゃんにもベストな薬を選んでください。
タグ:授乳中

メタボリックシンドロームの判定基準

最近よく見かける、メタボリック症候群という言葉、そしてドラッグストアの一角にも、「メタボ対策コーナー」と銘打ったコーナーがあります。

派手な包装のダイエット商品の中でも、「何だ、こりゃ!?」という感じの医薬品が、かなりの場所を占領しています。
テレビCMも、かなり過激なものもあり、「気になる人」には、恐怖の映像でしょう。

このメタボリックシンドロームという言葉が、世の中に認知されるようになった背景は様々です。

生活習慣病と言われる、肥満症、高血圧、高脂血症、糖尿病などが、それぞれ独立した別の病気では無く、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満と言います)が、それらの原因である事が分かってきました。

このような、内臓脂肪型肥満によって、色々な病気が引き起こされやすくなった状態を「メタボリックシンドローム(症候群)と言い、治療の対象にまで位置づけられるようになったのです。

メタボリックであるか、どうかの診断基準として、ウエストが、男性・85センチ以上、女性・90センチ以上を基準値として、これにあてはまる人が、以下、3項目の内、2項目を満たすと、メタボリックとしての、宣告を受ける事になります。

・中性脂肪が、150mg/dl以上 又はHDLコレステロールが男性40mg/dl未満(女性50mg/dl未満)

・最高血圧が、130mmHg以上。最低血圧が、85mmHg以上

・空腹時血糖値が110mg/dl以上

さらに、2001年の労災保険法の改正で、定期健康診断にて、血圧、肥満、血糖、血中脂質の4項目全てに異常が見られる人に対して、二次検査を受ける費用や、特定保健指導を受けた際の費用について、労災保険が給付されることにまでなりました。

メタボリックシンドロームの救世主

「防風通聖散」という漢方薬が、一躍「日の目」を見る事になりました。
各メーカーでは、色々なネーミングで、ドラッグストアのメタボリックシンドロームのコーナーを占拠することになりました。

これは以前からある漢方薬でしたが、ある製薬メーカーのパッケージとCMで一気に脚光を浴び、それに続くメーカーのCM、そして健康診断時のメタボ検査など等が追い風となったようです。

メタボの宣告を受け、成人病(生活習慣病)予備軍という、ありがたくないレッテルを貼られないために、漢方薬が救世主となれるか。

この種の漢方薬を良く見て下さい。
全く同じ「漢方薬の防風通聖散」で、全て同じ18種の生薬が配合されています。

確かにエキス量は、微妙に違いますが成り立ちは同じなのです。
値段と相談して買うのも選択の一つですね。

ところが、ちょっと、待って下さい!
ダイエットしたい人の体質は、皆同じではありませんね!
考え方で、様々な分け方がありますが、漢方薬の世界も、以下のように、大きく3種類のタイプに分けられています。

・脂肪太りタイプ → 防風通聖散
・水太りタイプ → 防巳黄耆湯
・固太りタイプ → 大柴胡湯

では、次は具体的に、三つの漢方薬をご紹介します。
タグ:メタボ

漢方でメタボ対策 脂肪太りタイプ

超有名になった漢方薬、「防風通聖散」の効能効果を見て見ましょう。

各メーカー、様々な書き出しで始まっていますが、良く見て下さい。
  
「腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症。
高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘。」
 
「脂肪常習便秘、胃酸過多症、腎臓病、心臓衰弱、動脈硬化、
高血圧、脳いっ血これらに伴う肩こり。」
 
「脂肪ぶとりの体質で便秘したりあるいは胸やけ、肩こり、尿量減少などが伴うものの次の諸症。
肥満症、高血圧症、常習便秘、痔疾、慢性腎炎、湿疹。」

つまり、「腹部に脂肪が多く・・・、脂肪太りで・・・」

一般的に言う、「脂肪太りタイプの方」、一度試してみませんか?

漢方でメタボ対策 水太りタイプ

次のタイプは「水太りタイプの方」は、防巳黄耆湯です。

防巳黄耆湯は以下の6種の生薬から構成されています。

・防已(ボウイ)
・黄耆(オウギ)
・蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)
・生姜(ショウキョウ)
・大棗(タイソウ)
・甘草(カンゾウ)

効能書きとしては、
「色白で筋肉軟らかく水ぶとりの体質で疲れやすく、汗が多く、
小便不利で下肢に浮腫をきたし、膝関節の腫痛するものの次の諸症。
腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症、関節炎、癰、せつ、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、月経不順。」

「色白で疲れやすく汗のかきやすい傾向のある次の諸症。
肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、関節痛、むくみ。」

「水ぶとりで皮膚の色が白く、疲れやすくて、汗をかきやすいか、または浮腫があるもの。
関節炎、関節リウマチ、肥満症、多汗症。」

どのメーカーの効能も当然ですが、同じように「色白で・・・汗のかきやすい・・・水ぶとり・・・」

こんな体質から脱出するためにも、こんな体質の方、一度お試し下さい。

漢方でメタボリック対策 固太りタイプ

「固太りタイプ」の方には、大柴胡湯があります。

構成生薬は、以下の8種類が配合されています。

・柴胡(サイコ)
・黄ごん(オウゴン)
・半夏(ハンゲ)
・枳実(キジツ)
・大黄(ダイオウ)
・芍薬(シャクヤク)
・生姜(ショウキョウ)
・大棗(タイソウ)

効能、効果としては、

「がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘の傾向のあるものの次の諸症。
胃炎、常習便秘、高血圧に伴う肩こり・頭痛・便秘、肩こり、肥胖症(肥満症)。」

「胸やわき腹に圧迫感や痛みがあって胃部が硬く、つかえて便秘するもの。
あるいは下痢したり、耳鳴り、食欲減退、疲労などを伴うものの次の諸症。
胆嚢炎、胆石症、黄疸、胃腸カタル、動脈硬化、高血圧症、脳溢血、半身不随、肥満症、喘息、神経衰弱、不眠症、常習便秘、痔疾、肋間神経痛。」

「防風通聖散」を試したが、効果がイマイチだった人。
なんだ、それなら自分は脂肪太りタイプじゃないかも・・・なんて方。

運動も良くしてるし、筋肉質で体格もいいし、もしかしたら、固太り?

こんな方は、一度薬局で「体質」「タイプ」を含め相談してみませんか?

漢方でメタボリック対策 注意点

漢方薬だといっても、注意点はあります。

体の虚弱な「虚証」の人、胃腸の調子の悪い人、また、発汗の多い人には向かない漢方薬もあるのです。

防風通聖散に含まれる「麻黄」には、心臓や血管に負担をかけ交感神経刺激薬のエアェドリン類が含まれます。
そのため、高血圧や心臓病など、循環器系に病気のある人は注意が必要です。

気をつけることは、チャンと相談し解決しましょう。

次の健康診断までには・・・まだ、まだ、間に合います!

あなたに合った薬を見つけ、健康生活をエンジョイしたいものです。

使用上の注意として

薬局の店長の目線で申しますと、痔であることの「恥ずかしさ」で、薬は何とか買ったものの、サッとその場を立ち去られるお客様が殆どです。
そんな方にこそ、使用上の注意を聞いて、そして読んで頂きたいと感じます。
    
痔の薬の座薬、軟膏、注入軟膏などは内服薬では無いため、副作用を、あまり気にしていない方が多いのですが、実は、成分が、一部直腸で吸収されて血液中に入り、内服薬のように副作用が現れることもありますので、あなどらず、注意してください。

ステロイド成分である、酢酸ヒドロコルチゾンや酢酸プレドニゾロンは、水疱瘡、水虫、たむし、並びに化膿性疾患に対しては、その症状を悪化させる可能性があるので使用しないで下さい。

また、塩化リゾチームは、卵アレルギーの方は使用しないで下さい。

内服に含まれる、下剤成分のセンナは、妊娠又は妊娠していると疑われる方は使用を避けて下さい。
センナ、ダイオウは、授乳中の方は、使用を避けるか、服用期間中の授乳を避けて下さい。

カンゾウは、1日の服用量が、最大1gを越えないよう注意が必要です。

このように痔の薬は内服薬は当然ですが、外用薬(軟膏、座薬)においても、血液に入り思わぬ副作用を起こす事があるので注意が必要です。

心配事、疑問はドンドン薬局で尋ね、不安なく薬を使い健康を取り戻して下さい。

痔の養生法

痔の養生法と言うと、何を今さら・・・と思われる方が、多いと思います。
確かに痔の養生法は、痔で悩む殆どの方がご存知ですが、しかし、多くの方が実行できず、そして長い間悩んでみえるのも事実です。
場所が場所だけに、恥ずかしさが先に立ち、不確かな、自分にとって都合の良い情報にすがりつき、放置し悪化させる方も多いのです。

この機会に今一度、「痔」とオサラバしませんか。

痔とは、肛門付近の血行不良から鬱血が起こり、肛門の負担で起こる病気で、過度の負担やストレスによって起こる生活習慣病です。

生活習慣の改善が難しいのは事実です。
ならば、出来ることから、確実に気をつける事からスタートしましょう。

長時間座り続けたり、同じ姿勢で立ち続けたりして、肛門に負担をかけることは避け、軽い運動で血行を良くする事を心掛け、食物繊維を出来るだけ摂り入れ、便秘を防ぐ配慮もしましょう。

また、逆に下痢が続いても、粘膜に傷がつき痔になる事もあるので注意が必要です。
香辛料や刺激物を避ける事、過度の酒、タバコも控えましょう。

薬も中途半端に使うのではなく、用法用量をきっちり守り使用し、一定期間使用しても、排便時の出血や痛みが治まらない場合や、肛門周囲の痒みが治まらない場合は、他の病気も考えられます。
一度、医療機関の受診をされることもお勧めします。
痔の薬には、座薬、軟膏、注入軟膏、内服薬などがあります。

自分に最適な薬を使用し完治を目指して下さい。
タグ:養生法
posted by 美と健康 at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | つらい痔 > 痔の養生法